トップ ごあいさつ プロジェクト 黒川紀章 略歴 活動 会社概要 採用 リンク
プロジェクト
農村都市計画




設計:1960年


デザインコンセプト:

伊勢湾台風による低地田園地帯の全滅の経験から構想された、農村都市の構想である。

格子状のフレームを歩道のネットワークとして空中に持ち上げて構築し、それに沿って住宅を建てようとするものである。

農地と生活空間を立体的に分割することによって、現代的生活と農業を同時に成立させようとした。

また、台風による洪水から、少なくとも農村の住生活を守ることにもなる。
グリッド格子の脳そう都市のパターンは、伝統的な構造の用でも、またニューヨークの街区のようでもある。

格子状のグリッドは、中心(核)のない都市の宣言であり、成長する開放系のメタボリックな都市である。

*1961年、ニューヨーク近代美術館の Visionary Architecture展で展示された。