
正面:「家」をイメージさせる三角屋根。

内観:マルシェやレストランの天井に 登り梁が連続する。

ファーム側外観:シンボルツリーに 向かい、外の景色を楽しめるレスト ランの大窓。

ファーム:四季折々の野菜や果樹が 育つ、緑豊かな農園。
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所在地 埼玉県深谷市花園108
主要用途 物品販売業を営む店舗・飲食店
設計期間 2020年2月-2021年4月
工事期間 2021年4月-2022年3月
敷地面積 17,600m²
建築面積 880m²
延床面積 880m²
構造 木造在来工法
規模 地上1階
自然との共生・地域との共生
野菜を中心とした「美味しく楽しい体験」を提供する場として、「農園の中の一軒家」をテーマとし、ファームに囲まれた大屋根の木造平屋建ての建物となっている。緩やかに3次元曲面を描いた大屋根はファーム側に大きく開き、開放感あふれる眺望から生命力を感じ取れる。木造在来工法1階建ての構造体や仕上げ材料に木を取り入れ、温かみのある空間を実現した。太陽の光・季節の風を取り入れた自然と共生する建築となっている。
農園のイメージを大切に、「家」を感じられる木造の屋根架構とし、外部に向けて広がりを感じられる空間となっている。また、深谷の産業である 「煉瓦」をデザインのアクセントとして活用し、建築内部から外構へとデザインが展開され、深谷ならではの建築として、地域との共生を図っている。ファームと建物の間には広々としたテラスを設け、オーニングによる気持ちの良い日陰を創出。週末にはマルシェを行うなど、様々なアクティビティに活用できる場を提供する。
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