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吉運堂新発田店

設計の基本となる思想は「共生の思想」である。現代建築の技術と材料を用いつつ、日本建築の伝統的要素やディティールを取り入れ、歴史と現代を共生させる事を狙っている。
国道7号線に面し、シンボリックな角錐形のデザインを採用し、建物自体が広告塔になる様にした。夜間には角錐の上半分が光り、伝統的な行灯のイメージとなる。建築全体の色彩は日本の伝統色から選ばれた消炭色を採用し、気品と静ひつなものとし、展示品を暗示させることに役立てた。
この「吉運堂新発田店」が単なる仏壇・仏具の販売店ではなく、この地域の文化コミュニティーの場でありたいとする吉運堂吉田社長の意図を反映した。

所在地

新潟県新発田市

設計・竣工

2003年‐2005年

主用途

商業施設

建築面積

1,434m²

延床面積

1,864m²

構造・規模

鉄骨造
地上3階