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世知原温泉くにみの湯 山暖簾

四方を山に囲まれた世知原町は、国見山に代表される緑豊かな自然環境を持ち、由緒有る石橋などの文化遺産や銘茶として名高い世知原茶など、豊富な観光資源に恵まれた町である。この施設は、豊かな自然環境を最大限に生かし、山並みに溶け込むような緩やかな曲線を持った大屋根と山々の風景を建物内に取り込む大きなガラスの開口によって構成し、自然と共生する建築となっている。
深い軒を持ち「むくり」をつけた金属の屋根や、日本の伝統的なデザインをモチーフにして木を多用した内装などにより、歴史と現代が共生する建築とした。

* 2006年 第8回佐世保市景観デザイン賞

所在地

長崎県佐世保市世知原町

設計・竣工

2001年‐2004年

主用途

ホテル・宴集会場

建築面積

2,602m²

延床面積

3,641m²

構造・規模

鉄筋コンクリート造,一部鉄骨造
地上2階