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アスタナ新国際空港

アスタナ空港は、カザフスタン共和国の新しい首都アスタナのための国際空港である。
アスタナがカザフスタンの新首都となったことによって、航空機利用者の数が急激に増える見込みだ。また空港は、中央アジアからヨーロッパやアジアへの乗り換えハブ空港として重要な役割を担うことが予想され、これらが新たに起こりつつある状況を考慮し、この空港は、アスタナを通過する年間150,000人の旅客者を収容できるように設計されている。
この空港の設計は、カザフスタン文化の伝統的な要素を取り入れる一方で、大変ハイテクで現代的な設計である。したがって、過去と未来の共生を大切にしている。ターミナルビルは、古来より使われているユルタ(テント)の形をしたドーム型の屋根になっており、鉄製の屋根は気象条件を考慮し深雪に適するようになっている。ターミナルビルの動線計画は、旅客者のニーズを考えつつ、簡単で、わかりやすいプランとしている。

所在地

カザフスタン,アスタナ

設計・竣工

2000年‐2005年

主用途

空港

建築面積

9,269m²

延床面積

23,892m²

構造・規模

鉄骨造
地上5階

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