扇観亭

姫路城公園内に計画された休憩施設で円形の修景池の端に休憩棟と便所棟が別々に自立して建ちつつ対峙している。対峙しつつも、見る見られるインタラクティブな関係にあるため、外壁はタイル貼、打放しと変化しており、休憩室側から打放しの局面の壁越しに姫路城が見える。家具は、江戸シリーズのデザインの踏襲であるが、素材はアルミであり、不特定多数の訪問者に耐えるものとなっている。半月形、円形の池、球面の一部をなす屋根はいずれも単純な幾何学形であるが、それに歪みを与える構成となっている。

所在地

兵庫県姫路市本町

主用途

余暇施設

設計・竣工

1992年ー1993年

建築面積

161.45m2

延床面積

126.49m2

構造・規模

鉄骨鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造
地上1階