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山ノ内町立志賀高原ロマン美術館

志賀高原のゲレンデのふもとに計画された町立の小美術館。ローマ時代のガラス、江戸切子ガラス等を中心のコレクションの美術館である。展示室は楕円形の中心軸で皮をむいたように一方向に開いた形となっており、そのすきまがエントランスとなっている。内部に入るとガラスの円錐形のショーケースの中に一つずつのローマンガラスが展示されている。別棟としてガラスの円錐形のレストランがある。円錐形と楕円形という抽象的形態に歪みを与え、操作することによって、環境と共生する場の雰囲気(象徴性)を創りだす、アブストラクトシンボリズム。

* 1997年日本ディスプレーデザイン大賞優秀賞

所在地

長野県下高井郡山ノ内町大字平穏

主用途

美術館博物館

設計・竣工

1994年‐1997年

建築面積

1,014.53m2

延床面積

1,684.11m2

構造・規模

鉄筋コンクリート造 木造
地上2階