パシフィック・タワー (パリ)
Pacific Tower
パリ・デファンス再開発地区(副都心)に計画されたオフィスビル。 デファンス地区は、周囲を自動車専用道路で囲まれており、歩行者のアクセスは困難である。 このような都市計画上の問題を解決するために、パシフィック・タワーの建築の中央部を通り抜けて、デファンス地区の外側へアプローチできる歩行者専用の橋(通称ジャパンブリッジ)を計画した。 半月形の形態は外周の自動車専用道路の線型によってつくられている。 外壁は、自動車道路側の曲面外壁は騒音を防ぐため、壁の多いパンチング窓となっており白い骨材を入れたプレコンパネルであり、ヨーロッパの白壁の伝統のコノテーション。 広場側は、フラットなガラスのカーテンウォールとして軽快な現代性と同時に日本の障子のコノテーションとなっている。 アブストラクトシンボリズムの建築であると同時に東洋と西欧の共生、都市環境と建築の共生である。

-
所在地
-
フランス、パリ
-
主用途
-
オフィスビル
-
設計・竣工
-
1988年ー1992年
-
建築面積
-
3,053.15m2
-
延床面積
-
56,000m2
-
構造・規模
-
鉄骨鉄筋コンクリート造
地下2階 地上25階