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名古屋市美術館

公園の中に建つ美術館であるが、高さを周辺の樹木以下としている。そのため地下に常設展示、地上は企画展示室2層となっている。地下の展示空間へのアクセス(ラウンジ)に自然光を入れるため、公園と斜面で連続するサンクガーデンを設けている。玄関アプローチの格子構造は、外部と内部の中間領域であり、これによって公園(自然)と建築の共生が実現している。屋外展示の庭園には、東海地域のさまざまな風景が抽象的に採りこまれている。  三角形の敷地を有効に生かすため建築に2つの異なる軸が与えられている。

* 1987年 第4回世界建築ビエンナーレ銀賞受賞

所在地

愛知県名古屋市中区

主用途

美術館博物館

設計・竣工

1983年‐1987年

建築面積

2,167.73m2

延床面積

7,125.19m2

構造・規模

鉄筋コンクリート造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造
地下1階 地上2階