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ソニータワー大阪

ソニー製品の立体的なショールームとして計画された。当初は同様なソニータワーをニューヨーク、ロンドン、パリなど主要都市に建設し、衛星を通して、リアルタイムオンラインで各地を結びつける「情報の樹」として構想された。 中央の展示スペースの外周に階段、エスカレーター、エレベーター、トイレをユニット化(カプセル化)してつくり、とりつける方法をとっている。 ここではカプセルのサイズは中銀カプセルと同じサイズだが、外壁はステンレススティールとなっている。地下の公共駐車場と連結させるため、機械室はすべて屋上に配置された。設備配管等は、中銀カプセルタワー同様外部に露出されており、配管のメンテナンス、リサイクルを容易にしている。サスティナブル建築の原型でもある。

* 1977年 第11回SDA賞金賞受賞
* 1977年 第1回ひろば作品賞受賞

所在地

大阪府大阪市南区

主用途

商業施設

設計・竣工

1972年‐1976年

構造設計

松井源吾+O.R.S.事務所

建築面積

466.75m2

延床面積

3,940.62m2

構造・規模

鉄骨鉄筋コンクリート造
地下2階 地上10階