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2018 FIFAワールドカップ ロシア大会にて弊社設計スタジアムが会場となります


この度、弊社が設計したサンクトペテルブルク・スタジアムにて、2018年6月14日に開幕する2018 FIFAワールドカップ ロシア大会の準決勝及び3位決定戦を含む計7試合が行われます。
2006年の国際設計コンペでは、スタジアムの敷地が海に面したネヴァ河口にある岬の先端にあったため、黒川の「サンクトペテルブルクの美しい町並みに合った美しい建築を」という設計の基本コンセプトの元に、海からの景観を重視し、白い帆船の姿をデザインモチーフとしています。
スタジアムのマストは、かつて世界の海を航海した帆船たちによって彩られてネヴァの港と呼ばれたサンクトペテルブルクの歴史へのオマージュでもあります。
また、当時洋上には高速道路の計画があったため、(現在では完成)海からの見え方も意識した設計としています。
敷地には19世紀の既存のスタジアムが建っており、その一部の2つの対称的な建物を新しいスタジアムのゲートとして残し、またスタジアムの当初の設計では、日本の先端技術を駆使した膜構造の可動式屋根、可動式ステップを取り入れました。
このようにサンクトペテルブルク・スタジアムは「サンクトペテルブルクの歴史と未来の共生」を目指したものであり、黒川の「共生の思想」を実現したものとなっています。
コンペより12年の歳月を経て完成した黒川紀章最後の作品をぜひご覧下さい。



コンペ当初 黒川スケッチ



コンペ当初 海上からのイメージパース







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